ボリュームレシオとは、出来高は株価に先行するという前提に基づいて出来高から株価の売られ過ぎ、買われ過ぎを判断していこうというテクニカル分析となります。
売買のタイミングを掴むためには、出来高分析は重要です。
ボリュームレシオとは株価が上がった日の出来高を上昇力、株価が下落した日の出来高を下落力として両方の力の関係から買われ過ぎ、売られ過ぎを判断していく手法となります。
計算式は
V-R={株価上昇日の出来高合計+(変わらずの出来高合計)×1/2}/{株価下落日の出来高合計+(変わらずの出来高合計)×1/2}×100
となります。
日数は25日間で求めるのが一般的です。
ボリュームオシレーターのところでも言いましたが出来高は大事です。
実際に資金を投ずる際は見てもらいたい指標ですが、一方で欠点もあります。
まず、ニュースや決算で急に出来高が増えた銘柄の分析には有用性は低い。
出来高が普段から少ない銘柄には有用性は低い。
上昇、下落は考慮に入れているがボリュームオシレーターでは上昇幅、下落幅は考慮に入れていない。→他のテクニカル分析と合わせて分析する必要性がある。
最後にボリュームレシオの見方をまとめておきたいと思います。
見方としては一般的に以下のように言われることが多いのではないでしょうか。
ボリュームレシオの状況:投資判断の目安
70%以下:売られ過ぎ水準
70~450%:概ね中立
450%以上:買われ過ぎ水準