ボリュームオシレーターとはテクニカル分析の中で、株価よりも出来高に注目したテクニカル指標となります。
ボリュームオシレーターとはポイントで計算するAVOとパーセンテージで表示するPVOの2種類がありますが、どちらでもチャートの形は同じになりますのでここではAVOで見ていきます。
計算式は
AVO=(短いEMAー長いEMA)
PVO=(短いEMAー長いEMA)/短いEMA×100
となります。
見方としては
株価が安値圏でボリュームオシレーターが上昇してきたら買いサインで株価が高値圏になりながらボリュームオシレーターが下落してきたら売りサインとなります。
その他にも
上昇トレンドを形成している時にボリュームオシレーターが上昇傾向であれば上昇はまだ続くと考えられます。
一方で下降トレンド時にボリュームオシレーターが下落傾向の時はまだ売られる可能性があると感じます。
はっきり言って
出来高はものすごく大事!
出来高だけを見て取引することはお勧めできませんが、買いを入れる最後にはやはり確認してから注文をいれると勝率がググっとあがります。
いろいろなテクニカル分析を組み合わせると勝率が上がることは言われていることですが、出来高の確認も注文前にしっかり行っていくとよいでしょう。
テクニカル指標一括検索システムでは前日のボリュームオシレーターの数値と当日のボリュームオシレーターの数値を比べて以下のように色分けして表示していますが、実際に投資する際は、ご自分でチャートや他のテクニカル指標を確認してから取引するようにしてください。
ボリュームオシレーターの状況:投資判断の目安
前日ボリュームオシレーター<当日ボリュームオシレーター:強め
前日ボリュームオシレーター≒当日ボリュームオシレーター:中立
前日ボリュームオシレーター>当日ボリュームオシレーター:弱め