HLバンドとはハイ・ローバンドの事で直近n日の高値と安値の2本のラインからなるテクニカル指標です。
上値抵抗線やサポートラインを確認したり、ブレイク狙いの投資手法の時に利用されることが多いです。
直近高値を上抜ければ高値ブレイクとなり、上昇していくことが多く、直近安値を下抜けると安値ブレイクとなり下落していくことが多いという前提から使うものです。
ブレイク狙いで投資できる一方、高値掴み、安値売りとならないよう、実際に実践していく際には出来高の確認と損切りが重要です。
このHLバンドがうまく決まるとすごく気持ちのいい上昇を味わえることも結構あります。
一方で直近高値を買いに行き、直近安値を売りに行く手法のため、高値掴み、安値売りとなってしまうのではという精神的なプレッシャーを感じるのも事実です。
HLバンドを利用する際は少しでもダマシにあわないようにするために、出来高の増減にも注意を払うとよいでしょう。
出来高が増えていることを確認した上でHLバンドのHラインを抜けてきた銘柄にブレイク狙いで乗っかると先ほどの気持ちのいい上昇を味わえることが結構あります。
ただ、それでもダマシに引っかかって高値掴みとなることもありえますので実際投資する際は損切りラインをあらかじめ決めて置くとよいでしょう。
Hバンド=前日から過去n日間におけるザラ場の高値
Lバンド=前日から過去n日間におけるザラ場の安値
このnは20日がよく使われるため、テクニカル指標一括検索システムでは20日を採用しています。
一般的なHLバンドのチャートの見方としては以下のようになります。
HLバンドと現在株価の状況:判断目安
Hバンドを株価が上抜け:買いサイン
株価がHLバンドの間:中立
株価がLバンドを下抜け:売りサイン