
4月の株価は高い?株は5月に売れ?株にまつわるアノマリー
投資の世界にはアノマリーと呼ばれるものがあります。
あなたはアノマリーをご存知でしょうか?
アノマリーとは、合理的な説明ができない事象のことを言います。
タイトルにある
「4月の株価は高い」
「株は5月に売れ」
といった言葉もアノマリーなのです。
株にまつわるアノマリーいろいろ
ここでは、株式投資に関係があると思われるアノマリーをいくつか紹介しておきたいと思います。
あくまでも合理的な説明ができない事象が多いので、ご自身の売買ルールを優先していただき、アノマリーはあくまでも話半分程度に考えることをおすすめします。
・ジブリの法則
金曜ロードショーでジブリ映画が放送されると、株式市場や為替が大きく動いて翌週の市場が乱高下するという話。
・サザエさんの視聴率と株価の関係
日曜日の夜に放送するサザエさんの視聴率が上昇した時は株安になり、逆にサザエさんの視聴率が低下した時には株高になるという話。
・4月の株価は高い
新年度の始まりとなることが多い4月は、新たに投資を始める人も多く、株高になりやすいというアノマリー。
・株は5月に売れ
相場は5月に乱高下することが多いというアノマリー。
・節分天井彼岸底
株価は節分の頃(2月始め)に天井を付けて彼岸(3月終わり)に底値を付けるという話。
・月曜日の株価は高い
週の最初に取引を開始する人が多いという考えから株価が上昇するというアノマリー。
・金曜日の株価は安い
「月曜日の株価は高い」の逆で、週末にはポジションを解消して週末を迎える人が多いという考えが前提となるアノマリー。
アノマリーは合理性がない?
アノマリーは合理的な説明ができない事象と言われますが、まったく合理性がないわけでもないような気もしますね。
曜日に関するアノマリーや、時期に関するアノマリーは多かれ少なかれ説得力を感じます。
ただ、いずれにしても、アノマリーを信じすぎるのもまた、考え物です。
アノマリーを前提として投資判断を下すよりは、自身で作った売買ルールを基本として売買をしていくとよいでしょう。