
【株式投資】スイングトレードで勝つために必要な小さな差の極意
スイングトレードやデイトレードといった短期間での回転売買で資産の拡大を狙う投資スタイルにおいては、小さな差をないがしろにしてはいけません。
じゃんけん勝負で考えてみよう。その1
例えば、100回じゃんけんをして、勝ったら10円貰えて、負けたら10円支払うゲームがあったとします。(引き分けはなしとします。)この場合、60勝40敗だったら60×10-40×10=200となります。
100回勝負のうち、勝率を1%上昇させて61勝39敗だったらどうなるでしょう?61×10-39×10=220円となります。
100回勝負において勝率1%の上昇は期待利益を10%上昇させることになります。
じゃんけん勝負で考えてみよう。その2
では、勝ったら11円貰えて負けたら9円支払うゲームだったらどうでしょう?上の例の様に60勝40敗を考えると、今回の期待利益は60×11-40×9=300となります。期待できる利益がなんと50%も上昇していることが分かります。
とにかく損小利大
小さな差を突き詰めることが、数多くの売買を重ねるスイングトレードでは非常に大事なことが分かっていただけたでしょうか?
また、もう一つ理解して置いていただきたいこととして、勝率の改善よりも少しでも損小利大のルール作りを目指してもらいたいということです。
これには理由がありまして、
●じゃんけんゲームの例からもわかるように、最終的影響が大きいこと
●勝率は相場に影響を受けやすいため、読みづらいこと
などが上げられます。
相場相手においては、勝率コントロールより、損小利大になるようにポジションをコントロールすることの方が、最終的に勝てる可能性が高くなりやすいのです。
まとめ
取引数が多いデイトレードやスイングトレードにおいては、小さな差を軽視せずに少しでも改善しようと取り組むことが大事になります。
特に、毎回の取引で少しでも利益を伸ばすことができないか、少しでも損を小さくすることができないかを突き詰めて売買ルール作りに取り組むことが、スイングトレードで勝つための極意と言っても過言ではないでしょう。