
【人間の性と株式投資】やりたくない選択こそが正しい選択と考えよう
今回のコラムは、人間の性(さが)と株式投資というテーマです。特にスイングトレードでは人間の性について学習することが、トレードスキルを向上させることに非常に役立ちます。
あなたのトレードスキル向上に貢献できれば幸いです。
『人間の性×株式投資』で考える2つのこと
投資をするあなたは人間です。そして、人間の性として考えられるもののうち、株式投資での成果に影響を及ぼす可能性があるものを2つ紹介したいと思います。
●嫌なことは先送りにしたい。
●合理性よりも楽な選択を選ぶ
これら2つは投資行動にも大きく影響を及ぼすので、注意する必要があります。
嫌なことは先送りにしたい。
嫌なことを先送りにしたいという人間の性は、スイングトレードでは損切りの遅れにつながります。スイングトレーダーとして相場で生き残ることを目指す限り、損切りは避けられません。嫌なことこそ、先送りすることなく、むしろ先んじて行動していくようにしましょう。
合理性よりも楽な選択を選ぶ
その1ナンピン
ナンピンすると平均取得単価が下がり、気分的に少し楽になります。ただ、基本的にスイングトレードにおいてナンピンは適切な行動ではありません。
その2利食い
本来、もっと利益を引っ張る売買ルールなのにもかかわらず、「利益のうちに」と決済してしまった経験ありませんか?売買ルール通りの取引こそが合理的な判断と考えましょう。
その3株を買う時
買いたいから買う、買いたくないから買わない、といった行動は楽な選択を選んでいるだけです。株を買う時も売買ルール通り、合理的判断を心がけましょう。
その4株の勉強
株の勉強は、資格試験や、入学試験に比べれば楽しいものでしょうが、それでも実際に投資をすることに比べると面倒を伴います。ただ、楽な選択を選んで損をするか、面倒だが合理的な選択をして利益を得るかは大事な判断となるでしょう。
まとめ
人間ですから、
「嫌なことは先送りしたい」
「合理性よりも楽な選択を選びたい」
と思ってしまうのはある意味しょうがないことなのかもしれません。
ただ、これらの人間の性に基づいて投資をすると、痛い目に遭ってしまう可能性があります。
投資をする段階においては
「やりたくない選択こそが正しい選択」
となることが多いようです。