
スイングトレードで勝つために。ダマシにあった、その時は!
今回のコラムでは、株式投資のスイングトレードで利益を狙う限り避けては通れない、テクニカル指標のダマシとの付き合い方を学習しておいていただければと思います。
ダマシとは何ですか?
そもそもダマシとは何でしょうか?
ダマシとは、テクニカル指標で買いのサインが出たにも関わらず、その直後、あるいは少し時間がたった後にその買いサインを打ち消す動きをすることを言います。
例えば、5日移動平均線と25日移動平均線を使ってテクニカル分析をした場合、5日移動平均線が25日移動平均線に対してゴールデンクロスしたら買いのサインです。でも、せっかくゴールデンクロスしてもそれが「ダマシ」で数日後にデッドクロスしてしまうことがあります。
ダマシを減らすための方法
ダマシを減らすための方法を紹介しておきたいと思います。
①複数のテクニカル指標を組み合わせて使う
最も取るべき方法はこの方法です。
例えば、移動平均線だけを使うのではなくて、MACDを組み合わせるとダマシに引っかかりにくくなるかもしれません。
②出来高分析を用いる
出来高の分析はダマシに有効です。是非組み合わせて使っていくとよいでしょう。
③経験値を上げる
意外にばかにできないのが経験値です。テクニカル指標では買いのサインが出ているけど第六感では買ってはいけない気がする、こんな経験はありませんか?なんかあやしいと思った時は投資しないことが大事です。
スイングトレードでは、エントリーに妥協は禁物です。
ダマシに合ったときの方法
結局ダマシに合うことを避けることはできませんし、避けようとしすぎる必要もないのかもしれません。
たくさんのテクニカル指標を組み合わせてダマシをとにかく減らそうと努力する人もいますが、これではエントリーのタイミングが非常に少なくなってしまいますし、結局失敗に終わるケースが多いようです。
ダマシを避けることに力を入れるより、むしろ、ダマシには合うと諦めて対応に力を入れた方が良い結果となるでしょう。
ダマシに合ったときの対応策として最も適切なのは「損だろうが利益だろうが売却」です。買ってすぐにダマシに気が付いたら、すぐ売却です。仮に本来の損切りラインに達していなくても手放すのが正解しょう。
ダマシに合ったら、そのトレードは諦めて他の銘柄、他のタイミングを探しましょう。
それが、スイングトレードで継続して利益を上げる人の考え方と考えられます。
まとめ
テクニカル指標でダマシに合うことは避けられないが、複数のテクニカル指標を組み合わせるなどの工夫と経験値を上げる努力はするべきでしょう。
それでもダマシに合うことは避けられません。
ダマシに合ったら迷わずに売却して、次のトレードに気持ちを切り替えましょう。