
他人の売買ルールでは儲けられないが、自分ルール化すれば。
よく、「儲かっている人の売買ルールをそのまま運用すれば儲かるのでは?」という質問がありますが、残念ながら多くの場合そうはなりません。
その主な理由として、資金量、運用するメンタルの違い、銘柄選びの差などが挙げられます。
これに加えて、運用する人の性格の差、経験の差が加わってくると同じ売買ルールでも、特にスイングトレードやデイトレードでは全く同じように運用するのはまず不可能です。
でも、参考にするのはあり
他人の売買ルールを全くそのまま運用することは、おすすめできません。他人の売買ルールをそのまま運用することは、雑誌などの注目銘柄といった特集で取り上げられていた銘柄をそのまま投資することと変わりはありません。
それで、みんなが稼げるほど株式投資は甘くはないでしょう。
ただ、参考にするのはありだと思います。
例)チャートパターン「カップウィズハンドル」×半年新高値×出来高急増
カップウィズハンドルは本来底値圏でのチャートパターンとされておりますが、高値更新時でも利用できるチャートパターンです。
例えば、
新高値更新銘柄をピックアップ(色々なサイトで銘柄ピックアップできます)
↓
チャートの形がカップウィズハンドルなのを確認
↓
出来高が平均の2倍以上で、新高値を更新していたなら翌日の寄り付きで買い
という売買ルールがあったとします。
これをそのまま運用することはやめたほうが良いです。
ただ、これを元に検証を繰り返して、また、損切りラインや利益確定ラインなどの具体的な数字も自分で検証していくとどうでしょう。
それに加えて銘柄の選定方法にさらにあなたなりの判断基準を加えながら色々な検証をしていくうちにあなたのルールにすることが可能です。
他人の売買ルールでそのまま儲けることはできませんが、それを損切り幅や利益幅、銘柄選定方法を自分なりに検証して、売買ルールとしていけば、十分儲かる可能性のある、あなたの売買ルールとなるでしょう。
あなたの性格やメンタルと、あなたの資金量、あなたの生活スタイルにとって無理のない売買ルールを作っていくと良いのではないでしょうか。