
投資をする際に不安やストレスを感じたら2つのことを疑ってみる
株式投資をしていく限りはストレスや不安はつきものである。何しろ、普通の仕事で考えれば1時間働いてやっと稼げる金額が株式市場ではたったの数秒で稼げたり、或いは失ってしまうことになる。
これは、実際に投資をしていく際に始めて感じるようになる不安やストレスである。デモトレードの段階では感じなかったはずの不安やストレスを感じることが想定されるために、株勉強ドットコムでも、デモトレードの後の実際の資金を投じての株式投資は少額からやることをおすすめしている。
いきなり、運用予定資金全力で投資をスタートするのはやめたほうが良いだろう。
実際に投資する不安やストレスは慣れるもの
上記で書いたような、実際に投資をした際に感じる不安やストレスはいずれ慣れるし、慣れながら少しずつ投資資金を増やしていくと良いだろう。
最終的には、証券口座残高をただの数字としてみるようになるのが理想だ。大事な大事なお金ではあるが、ただ、大事な大事なお金と考えることは、損切りしなければいけない時に逃げ遅れたり、利益のあるうちにと早めの利益確定をしてしまったりとマイナスの副作用が大きくなる。
あくまでも証券口座にあるのは数字と考える、或いは考えられるまで取引に慣れていくようにしよう。
それでも不安やストレスを感じる理由1
実際に資金を投じていく際には、あなたのペースで運用資金を少しずつ増やしながら取引に慣れていくことをおすすめしたいが、それでも不安やストレスを感じることがあれば、大きく二つの理由を疑ってみると良いだろう。
一つ目が、取引量が大きすぎるということだ。あなたにとって適切なポジションサイジングはどれぐらいだろうか?不安やストレスを抱えるということは、あなたが許容できる取引量を超えている可能性を疑ってみてもらいたい。
時々、単元株の都合で、投資資金が自分にとって大きいと感じながらも投資を検討するケースがあるだろう。そうした時は迷わずやめておいたほうが良い。
スイングトレードやデイトレードといった、短期間での投資をしていく投資スタイルではメンタルの要素が非常に大きい。ストレスや不安を感じながらうまくいくほど甘い世界ではないのだから。
それでも不安やストレスを感じる理由2
取引量には不安がないにもかかわらず、不安やストレスを感じるなら、もう一つ疑ってみるべきことがある。それは、あなたの売買ルールに対する信頼性だ。
スイングトレードでやるべきことは簡単に言ってしまえば①売買ルールを作ること②売買ルール通りに取引することの2つである。信頼できる、努力とある程度の期間をかけた売買ルールがあれば、ストレスや不安はかなり減らせているはず。
もう一度あなた自身に聞いてもらいたい。「自分の作った売買ルールは本当に信頼できるか?」と。
その答えがNOならば、焦って不安を抱えながら投資しない方が良い。
もう一度売買ルールを見直して、自信を持って相場に挑めるようになろう。