
あなたはどちらを疾走中?株、負けサイクルと勝ちサイクル。
稼いでいる人はいつも稼いでいる一方で負けている人はいつも負けているというのが、株式投資の世界だ。
今回は、負けている人が陥りやすい思考回路と、勝ち組の思考回路を考えていきたい。
負けサイクルと勝ちサイクル双方を理解し、あなたが勝ちサイクルに入るヒントを掴んでいただければ幸いである。
負けサイクルの考え方
負けサイクルではどういった思考回路で投資が進んでいくかを考えてみたい。
ケースによって多少の違いはあるかもしれないが大体以下のようなサイクルになるはずだ。
そう、見ていただければわかるように負けサイクルにおいて、考え方の基本にあるのが「取り返したい」という想いだ。
株式投資、特にスイングトレードでは、勉強の時こそ「稼いでやる!」という想いが必要不可欠だが、取引の最中はそうした想いは、悪影響を及ぼすことが多い。
取引中は、「熱い想い」より冷静に相場を見る能力が必要となる。
次に勝ちサイクルを考えてみよう。
勝ちサイクルの考え方
勝ちサイクルで、最も大事な考え方は常に株式投資トータルでのプラスを意識して投資をしていくという考え方である。
トータルでプラスの状態であれば心にゆとりを持ちやすく、余裕を持って投資に取り組むことができる。
エントリーにも余裕が生まれ、勝てるチャンスの時だけにサクっとエントリーしてサクっと利益を取れるのが目指すべき勝ち組スイングトレーダーだろう。
分かってはいるがトータルプラスは難しい
勿論、トータルプラスを保つことは難しい。
特に、既に株式投資歴数十年で、トータル損失マイナス○○万円という人も中にはいるだろう。
そんな方は、今日で一度リセット、計算を今から開始してみることをおすすめしたい。
メンタル面だけでも、とにかく現在をプラスマイナス0の状況だと思って新たなるスタートをきることが大事だ。
新たなるスタート・・・その後は
新たにスタートを切ったら、まず、株式投資予定資金が300万円だとしたら50万円ぐらいの予算から投資をスタートさせていこう。
あなたにとって心理的にできる限り余裕が持てる金額で投資をしてコツコツ利益の貯金を作るのだ。
50万円を投じても当然損失となることもあるだろう。
でも、仮に5%の損失とすると
株式投資予定資金の300万円投じていた場合・・・15万円の損失、残金285万円
心理的な余裕資金の50万円投じていた場合・・・・2万5000円の損失、残金297万5000円
となり残金に違いが出る。
2万5000円の損失を次は、例えば60万円の資金を使って取り返せば良い。
そうすれば5%の損失でも4.2%の利益で取り返せる。
取り返せたらまた50万円で投資だ。
こうしてまず、徹底して利益の貯金にこだわってみよう。
50万円で投資をして利益だったらまた50万円で投資。
もし、損失だったら60万円で投資。
こうした細かい積み重ね、今回のケースでは50万円の投資でとにかく利益の貯金を作ることが勝ちサイクルの第一歩だ。
投資金額を増やすのは、利益貯金ができてからでも遅くないはず。
利益貯金ができないなら、そもそも株式投資で儲かる準備が出来ていないということだ。
勝ちサイクルを保てば心理的にかなり余裕を持って投資に挑めるので、どうか、最初から株式投資の予定資金の全額で投資をしたり、初期の段階で取り返せない損を作らないように注意してもらいたい。
最後に
あなたが、今現在、株式投資トータルで負けている状態なら、まずその負け金額を一度心理面だけでもリセットして、新たなるスタートを切ることをおすすめしたい。
負けを取り返したいと思っている限り、負けサイクルを疾走することになりかねないからだ。
トータルプラスの余裕のある心理状況は株式投資で圧倒的に有利なメンタル状況となる。
少額投資から、まずは小さな利益をコツコツ積み重ねる努力からスタートしていこう。
そうすれば、きっとスムーズに勝ちサイクルに入れることだろう。
あなたの株式投資のお役に立てれば幸いである。