
スイングトレードでの資産拡大スピードと資産縮小スピード。
株勉強.comでは資産拡大を目指す個人投資家の方にスイングトレードをおすすめしている。
だからこそ、スイングトレードで儲けるための売買ルール作成方法をはじめとする投資教育事業を展開しているわけだが、資産拡大を考える上では、資産が縮小してしまう可能性についても触れておかなければならない。
今回のコラムは、投資手法としてスイングトレードを採用している個人投資家の方にぜひ読んでいただきたい。
投資期間が短いほど軌道修正を行いやすい
スイングトレードやデイトレードなど、投資期間が短い投資手法ほど軌道修正は行いやすい。
これは、投資期間が短い投資手法のメリットの一つだろう。
長期投資では結果が出るまでは当然時間がかかるし、どうしてもバイアンドホールド(買ったら保有を続ける)の投資方法になる。
正解か不正解か、結果が出るまでの期間が短いスイングトレードでは、不正解ならとっとと損切りして次の取引での正解を目指せば良い。
よって相場の大きな流れに巻き込まれにくい
短期的に軌道修正をしながら投資をしていくスイングトレードでは、○○ショックといった世界的に株価のドローダウンが起きた時でも早めの損切りをして対応することで、痛手を小さく抑えられる。
株価が割安だろうが割高だろうが、その時の相場状況を考えて然るべき対応をとっていけば良い。
スイングトレーダーの考え方においては、割安でも売るべき時、割高でも買うべき時が存在しうる。
投資期間が短いほど資金効率は良い
投資期間が短い投資手法のメリットとして、資金効率が良いことが上げられる。
長期投資では、株価が例え2倍になるとしてもそこまで行くのにどうしても、一本調子で上昇していくケースは少ない。
株価は上下しながらとなるため、時間がかかるケースが多い。
一方でスイングトレードでは、株価の上下に乗じて次々に銘柄を変えながら投資していく投資手法となる。
仮に資産を2倍にすると考えたときに、ひとつの銘柄が2倍になるのを待つよりは、銘柄を変えながら次々に細かく利益を取って資産を拡大していったほうがスピードは早くなるかもしれない。
資産拡大のスピードが速いと、資産縮小のスピードも早い
資金効率が良くて、軌道修正もしやすい、スイングトレードはいいことずくめじゃないかと考える前にリスクも考えておく必要がある。
そう、速い資産拡大スピードは、株価上下動の流れにうまく乗れた時に実現する。
うまく乗れないと、また、逆向きに乗ってしまうと資産縮小スピードは当然早くなる。
長期投資で、投資してすぐに相場退場となりました、というケースはよっぽど悪いタイミングで買い付けたか、よっぽど悪い銘柄を買い付けたケースだろう。
ただ、スイングトレードは、勉強せずに挑むととてつもないスピードで資産を縮小させて、あっさりと相場退場となってしまう。
そう、スイングトレードでの投資を目指したなら、勉強して挑むようにしたい。
投資期間が短い投資手法を選ぶなら、勉強は必須
スイングトレードのように投資期間が短い投資手法においては、主体的に投資に取り組んでいかなければ、資産は相場に奪い取られてしまう。
スイングトレードはほかっておいて儲かるようなものではないし、もし、それが実現したとしてもそれはただギャンブルに勝っただけのこと。
やはり、スイングトレードで継続して資産を拡大していくためには勉強は必須だろう。
日経平均株価がそこまで上げていないにもかかわらず、資産を爆発的に拡大させるスイングトレーダー、その裏には、資産縮小スピードの速さの理解と徹底したリスク管理、そして何より儲けるための勉強があることを忘れてはいけない。