
スイングトレードで自滅につながる、マズい考え方5つの話。
株式投資、スイングトレードで相場退場となる一番の原因はなんといっても「自滅してしまうこと」、これに尽きるのではないだろうか?
相場が悪かったからという人もいるだろうが、相場が悪くても生き残る人はいる。
あらかじめ決めていたラインで損切りを断行していれば、相場退場の危機を避けられたケースもあることだろう。
今回のコラムでは、相場退場の原因となる「自滅」につながるマズい考え方を勉強してもらいたい。
あらかじめ学習しておくことで自滅につながる可能性を減らそうというのが、このコラムの狙いだ。
正しいのは株価、あなたではない
スイングトレードでの継続した利益を得ていくためには「株価は常に正しい」という考え方を忘れないようにしたい。
何度か連敗してしまうと
「何度も連続で買った株が値を下げるのはおかしい、きっと今回こそは株価は反発するだろう」
というマズい考え方が頭をよぎることがある。
でも、正しいのはその考えではない。
あくまでも正しいのは株価、早く間違っていることを認めて対応しないと痛い目に合うことだろう。
こんなにいい相場なのに・・・と焦るあなた
トレードをしていく上で焦りは禁物だ。
「焦り」は、はっきり言って百害あって一利なし。
そもそも、株式投資はいつまでにいくら稼ぎましょうと決まっているものではないはず。
あくまでもあなたが稼げると自信をもてた時に稼ぎ、自信がないときには守り・・・少しずつの積み重ねで最終的な資産拡大を狙うものだろう。
「アベノミクスでみんな稼ぎまくっているのに自分は・・・」
これはマズい考え方。
焦らずにあなたのペースで取り組んでいこう。
絶対に稼いでやるぞという強すぎる想い
稼いでやるぞという強い気持ちは、株式投資の勉強をしていく時には必要だろう。
稼げるようになりたいというモチベーションなくしてなかなか勉強は続かない。
でも、トレードをする、まさにその時は
「絶対に稼いでやるぞ」
というのは実はマズい考え方になりかねない。
あくまでも相場が動いている最中は、株価への対応に力を注ぐようにしよう。
強い想いは勉強中だけで十分だ。
油断大敵、相場は予測不可能である。
買った株がじわじわ上がっていく、株式投資をやっている人にとって最大の醍醐味だろう。
でも、株は利益確定するまで絶対に油断してはならない。
含み益だったのに、相場が急変して損切りせざるを得なくなるケースだってある。
こうした時に油断している人は対応が遅れてしまい、自滅につながりかねない。
どんな時でも株を保有しているのであれば油断はダメ。
予測不可能な相場に対応できる、その準備を忘れないようにしよう。
ポジポジ病でも臆病でもダメ
人には色々な性格がある。
人によっては、「買うべき時ではないのについ、買ってしまう」というポジポジ病に悩む人もいれば、逆に「チャンスと思っても、どうしても躊躇してしまう」という人もいる。
はっきり言って、どちらもマズい。
スイングトレードで稼ぐためにはあくまでも淡々と、稼げるときにサクっと稼ぐ、これが大事だ。
いかがだろう?
思い当たるところがあれば、「自滅」してしまう、その前に対策を講じておくと良いだろう。
どれだけコツコツと勝ちを積み重ねたとしても、また、莫大な資産を築いたトップトレーダーでも一度の自滅は全てを奪い去る可能性がある。
自滅の危険性をしっかり自覚して株式投資に取り組むことが何よりも大事と考える。