
株式投資における損についての色々な話、まとめてみました。
株式投資、特にスイングトレードにおいては損のコントロールこそが勝ち組投資家になっていくために必要不可欠なスキルであるといえよう。
損についての話はどれだけ言っても、おそらく言い過ぎにはならないだろう。
それぐらい大事な損についての色々な話をまとめておきたい。
損切りの注文方法は成り行きで
損切りする理由は簡単で、その株価が騰がらないためだろう。
スイングトレードで資金を回転させていく投資スタイルを目指す限り、騰がらない銘柄に付き合うのは全く意味がないこと。
資金効率も悪くなるので、とっとと逃げて、違う銘柄での利益を狙ったほうが良いだろう。
そして、とにかく損切りは成り行き注文で確実に逃げる必要がある。
一番避けるべきは逃げ遅れること、成り行きだと少し不利な値段になるんじゃ、という考えもわかるが、逃げ遅れるリスクに比べればちっぽけな話だ。
是非、損切り注文は成り行き、徹底したい。
嫌だ、損切りしたくない!となる時
損切りが好きで好きでたまらないという人は少ないだろう。
損するということは資金が減るということ。
喜ぶ人などまずいない。
そんな嫌な損切りでも普段よりも、さらにやりづらい時がある。
それら損切りしづらくなる王道4パターンをあらかじめ学習しておこう。
①含み益を見た後の損切り実行時
②買ってまもないタイミングでの損切り実行時
③連敗中の損切り
④連勝中の損切り
これら①~④は特に注意が必要となる。
というのも、普段よりさらに損切りしたくないという想いが強くなりがちだからだ。
株式投資においては辛い決断こそが正しい決断となることが多い。
是非、売買ルール通りの決断を心がけたいものだ。
損をうまく出すための考え方
スイングトレードでは必要不可欠と言われる損切りだが、最初から「損切りしたくないなぁ」と考えていると損切りを適切なタイミングで行えずに、結局塩漬けとなったり、想定外の大損を生み出しかねない。
損をうまく出すために、投資する前から必要な損はどんどんしていこうという考えを頭にインプットしておく必要があるだろう。
そもそも、100戦100勝は不可能。
勝率は良くて五分、スイングトレードで継続して利益を上げる人は30~40%ぐらいの勝率だが最終的に利益を残すものだ。
最初から3~40%の勝率で勝てる売買ルールを作ってじゃんじゃん損切りしていこう。
損切りの理解と実践の話
損切りは大事ということを理解して、3~40%で勝てるような売買ルールを作る、ここまでは出来る人は実は少なくない。
でも、それでも結局勝てるとは限らないのが株式投資だ。
なぜか。
そう、理解と実践はもう全く別次元の話となるためだ。
理解することは勿論大事、でも、実践して初めてその理解の意味が出てくるということを忘れてはいけない。
損切りしました、その後に・・・
損切りは善。
スイングトレードで利益を上げるために大事なのは一回の勝負で確実に勝つことでも、圧倒的な勝率を上げることでもない。
損、利益の両方を何度も繰り返して最終的に利益金額の方が多く残るということが大事なわけだ。
そこで、毎回の損切りの反省を間違いなくそれ以降の取引に生かしていくことを心がけたい。
ノートになぜ損したのか、適切なエントリー、適切な損切りだったかどうか。
もし適切な損切りだったとしてもう少し早く損切りをすることはできなかったか。
一度の損切りでも学べることは多い。
実は避けられない?大損の話
スイングトレードは数多い小さな損切りと、それより少ない回数の大きな利益を狙う投資スタイルだろう。
ただ、株式投資をしていく上で、一度も大きな損を出すことなく儲かるようになっていく人はまずいない。
それどころか、現役のプロのトレーダー、専業の投資家でも何十回の取引に一度ぐらいは大損を出してしまうものだという。
勿論、大損を避けるためには最大限の努力や工夫をするべきだが、それでも大損する可能性は否定できない。
対策としては、あらかじめ利益は少しずつ出金したり、株を購入したら、まず何よりも優先して「逆指値成り行き売り注文」を発注するという対策が考えられる。
損切りについてのまとめ
損切りを制する者がスイングトレードを制するといっても過言ではないだろう。
そんな大事な損切りについての話はどれだけしてもしすぎることはない。
是非、損のコントロールスキルを上達させるべく、努力していくことをおすすめしたい。
それができるようになったら、勝ち組投資家はもうすぐそことなるだろう。