
スイングトレード狙いで株を買ったらすぐにやるべきこと3つ
スイングトレードでは常に冷静に、自分の売買プランに従って取引をしていくことが大事である。
でも、実はこれが、とても難しいことなのだ。
最初に決めた損切ラインや利食いすべき株価は、取引をしている最中に忘れてしまいがちで、結局感情で判断してしまうという結果に陥りがちなのが株式投資だ。
そこで、エントリーした直後の気持ちを忘れないよう、エントリーした直後にやっておくべきことを3つまとめておきたい。
1、すぐに逆指値ロスカット注文を入れておく
数日から数週間の間に買いから売りまでの一連の取引を終わらせることが前提となるスイングトレードにおいては、買った後にすぐに含み益となっていく、そんなタイミングで株を買い付けたいものだ。
また、スイングトレードでは全ての取引で勝つことは不可能であり、損切りを何度もしながら、資金を回転させて利益を狙っていく取引手法となる。
以上の理由から、一回の取引における損切りラインは当然厳しめに設定することになる。
ただ、問題はそんな損切りが、実は精神的にとてもやり辛く、難しいものだということ。
だったらどうするかというと、買った直後にまずは逆指値ロスカット注文をいれてしまうべきだろう。
逆指値ロスカット注文とは多くのネット証券会社に用意されている注文方法の一つで「株価が〇〇円以下になったら成り行き売り注文執行」という注文方法である。
この注文をあらかじめ発注しておけば、株価が下落した時に自動的に注文を執行して、損切り完了となるのだ。
逆指値ロスカット注文は、株価の下落時に感情を入れることなく損切りをしてくれる、いわばセーフティネット、命綱と言えよう。
株初心者の段階なら是非、株を買ったらすぐに逆指値ロスカット注文を徹底したい。
2、取引予定メモを書いておく
エントリーの段階では株価が10%上がったら利益確定をしようと思っていても、株の上下動を見ていると「6%上昇したからもう利益確定しておこう」、と当初の予定外の取引をしてしまったという経験、株式投資をしている人は誰しもあるのではないだろうか?
それが正解となるケースもないわけではないが、感情に任せて取引している限り継続して利益を上げることは難しいだろう。
そこで、株を取引きした瞬間に取引予定メモを書くことをおすすめしたい。
取引予定メモとは下記のように簡素なメモ書きで十分だし、エグジットのプラン等はあなたなりに工夫するとなおよいだろう。
上記のように株価と損切ライン、利食いラインなどの取引の予定はエントリー時にあらかじめメモに書いておき、あとはそのメモに従うだけの状態にしておこう。
そうすれば、感情に任せて取引をしてしまって後悔するといったミスを減らすことができるだろう。
3、PCを切る
売買ルールに従って株を買いました、逆指値ロスカット注文を入れました、取引予定メモを書きました・・・そうしたらもうパソコンを切ってしまおう。
スイングトレードにおいては、株価の細かな値動きは感情を高ぶらせて、余計な取引を誘発する原因となる。
そうした取引こそ、厳に慎むべき取引なのだ。
それを防ぐ一番良い方法がパソコンを切ってしまうという物理的アプローチだろう。
仮に株が暴落しても逆指値ロスカット注文というセーフティネットが用意されているのだから思い切ってパソコンを切ることをおすすめしたい。
スイングトレードでは、常に相場を見るのではなく、時折株価をチェックして当初のプランに従って対応することこそが大事だ。
いかがだろう。
実は上に挙げた3つの全ての項目について言えるのが、感情を排除すべきための策ということ。
実はスイングトレードで一番多い失敗原因は、感情で取引をしてしまい、自滅するという精神的弱さと言われている。
だったら、如何にその精神的弱さによる失敗原因を減らすかに力を入れるべきだろう。
上に挙げた3つは、スイングトレードで利益を上げようと考える人に共通しておすすめできる策だが、あなたなりの失敗原因を見つめなおして策を講じていくとより、成功が近づくことだろう。