
株取引で負ける要因が2つなら、株で勝つ要素も2つという話
株取引の世界は勝ち組と負け組に分かれてしまう。
そして、その比率は1:9とまで言われている。
現在、勝ち組でも負け組でもない人が、今後どちらかに分類されてしまう可能性も高いだろう。
では、負け組に分類されてしまう要因とはいったい何だろう?
その負け要因に対してあらかじめ策を講じることが、勝ち組になるためのヒントとなることだろう。
株取引で負ける要因なんて結局2種類!?
もし、あなたがすでに株取引をしていて、負けていると感じているなら、そうなった要因を考えてみてもらいたい。
大きく以下の二つに分類されるのではないだろうか?
株取引で負ける要因1 売買ルールが決まっていないOR売買ルールが間違っている
株取引で負ける要因2 売買ルールがあるがそれを守れていない
これらが株で負ける二大要因といえるだろう。
(1)売買ルールが決まっていないOR売買ルールが間違っている
株取引、特に多くの人が取り組んでいるスイングトレードにおいては、まずは期待値が高い売買ルールを作成することをおすすめしている。
期待値が高い売買ルールというのは、投資をし続けると最終的に収益がプラスになることが期待できる売買ルールのことを言う。
難しいと感じる方も多いだろうが、手順を追って作成すればきっと作れるだろう。
また、この売買ルール作成には労力こそ少々かかるかもしれないが、費用はそんなにかからない。
売買ルールが決まっていないということは、勘で売買していることになり、これはギャンブルと変わらない。
ただ、一方でせっかく作った売買ルールでも、それ自体が間違っていると元も子もない。
投資をし続けてプラスになると期待できる売買ルールだからこそ意味があるわけで、収益プラスが期待できない売買ルールは収益が期待できるレベルまで売買ルールをブラッシュアップすべきだろう。
(2)売買ルールがあるがそれを守れていない
結局負ける要因として多いのはこの「守れない」という精神的弱さに起因するケースが多いだろう。
せっかく有効な売買ルールを作成してもそれを守れなければ、売買ルールの意味がない。
守るためにどうするかの策を講じる必要がある。
売買ルールとは「どのタイミングで買い、どのタイミングで売るのか」この一連の取り決めのことを言う。
買いのタイミングを守れない人は、例えば「買い注文発注前の最終チェックリスト」を作ったり、買いのタイミングがきた時だけ証券口座に入金するなどの策を講じてみてはいかがだろう。
売りのタイミングを守れない人は、逆指値注文をあらかじめ入力して、注文執行そのものを機械にやらせて、自分は機械の設定に注力するなどの策はいかがだろうか。
いずれにしても、相場退場となる一番多い原因が「自滅」ということも聞く。
せっかく作った売買ルールは徹底的に守れるように策を講じよう。
株取引で勝つ要素も実は2種類!?
負け組につながる要因を理解したら、次に勝つための要素も理解しておくとよいだろう。
株取引で勝つための要素は非常にシンプルであり、勝つためにはこの2つの要素を意識し続けるとよいだろう。
株取引で勝つ要素1 期待値が高い売買ルール
株取引で勝つ要素2 その売買ルールを運用するメンタルコントロール、資金コントロール
そう、負ける要因の逆をやることが勝ち組になるための要素となる。
(1)期待値が高い売買ルール
これが、株勉強.comの会員制スクール事業で最も力を入れており、また、初心者からスイングトレードで利益を上げることを狙う投資家の方に最も力を入れていただきたいポイントである。
売買ルール作成のほとんどの工程は、実際に資金を投じることなく安価にできるうえ、それが完成すれば初心者を圧倒的に抜け出すことが可能になると信じている。
多少労力はかかるかもしれないが、それによって得られる見返りはきっとものすごく大きなものになるだろう。
是非、期待値の高い売買ルール作りに取り組んでいただきたい。
(2)その売買ルールを運用するメンタルコントロール、資金コントロール
最も重大な負け要因が売買ルールを守れないという心の弱さにあることからも分かるように、勝つためには、せっかく作った売買ルールを、そのルール通りに運用していく強い心がどうしても必要である。
プロのトレーダーでも売買ルール作りよりもそれを守ることの方が難しいという人が非常に多い。
負け要因のところでも説明したが、勝つためにしかるべき策を講じて相場に挑もう。
今回、文章で書かれた負け要因、勝ち要素を理解することはそれほど難しいことではないはずだ。
でも、実際にやってみると「行うは難し」を実感することになるだろう。
諦めることなく、また勝つための要素を忘れることなく株取引に取り組んでいってもらいたい。