
売買ルールは、シンプルなものにすることをおすすめします。
スイングトレードでは売買ルールの作成が重要であるが、売買ルールはシンプルなものにすることをおすすめしたい。
どうしても、売買ルールを作成しようとすると完璧なものを作りたくなってしまう。
でも、完璧な売買ルールを作ろうとすると、どんどんと複雑になっていく。
こうなると、そもそも買いのタイミングが訪れる回数も減ってしまうし、少ない買いのタイミングを確実にとらえなければいけなくなる。
全く同じ相場は今後二度と訪れない
相場は生き物であるために、全く同じ相場は訪れない。
過去のデータで検証して完璧であったとしも、今後同じように完璧でありつづけるかは分からないものだ。
だからこそ、売買ルールはシンプルなものにして、月に何度でも買いのタイミングがやってくる売買ルールを作るように心がけたい。
半分以上負けたとしても、何度でもトライできるタイミングが来る、そしてトータルで勝てる売買ルールが良い売買ルールである。
テクニカル指標の勉強は一通りやっておこう。
自分なりの売買ルール完成間近に、新しいテクニカル指標を見つけて、「これはよい」と売買ルールに加えるケースがあるだろう。
確かに学び続けるのは大事だが、できれば、テクニカル指標の勉強は、株の勉強を始めた当初に一通りはやっておいたほうが良い。
売買ルールの作成がどうしても行き詰ってしまっているときには新しいテクニカル指標を学ぶことで突破口を見いだせるかもしれないが、基本的には、あらゆるテクニカル指標をあらかじめ学んだうえで売買ルール作りをした方が良い。
そうした方が効率が良いうえ、売買ルールにおいて特定のテクニカル指標の影響を大きくしないようにできる。
基本的なテクニカル指標を一通り学んだうえで、売買ルールを作成していくことをおすすめしたい。
情報の取捨選択の話
実際に投資をする段階になると、保有している株の情報が気になるものだ。
新聞やネット上の掲示板など、自分が保有している銘柄、あるいは、買うことを検討している銘柄についての情報を調べてしまう。
ただ、これらの情報を売買の判断に使うことはおすすめできない。
新聞であってもネットの掲示板であっても、所詮誰かが何かを意図して書いたものである。
市場は常に正しい
相場には「市場は常に正しい」という相場格言がある。
正しいのは新聞の記事でもなく、ネットの掲示板でもないのだ。
あくまでも正しいのは株価であり市場だ。また、だからこその売買ルールである。
正しい情報は市場にありと心得て、市場の情報から投資判断するように心がけたいものだ。