
株初心者はなぜ株式投資でポジポジ病を発症させてしまうのか
FX投資でも株式投資でも、トレードで負ける原因の病気として大きく二つのことが言われています。
それが
●ポジションを持ちたくてしょうがなくなってしまう通称ポジポジ病
●損切りができずに塩漬け株ばかりになってしまう損切りできない病
の二つです。
これら二つのうち、今回はポジポジ病について勉強してみましょう。
この病気、特に株初心者の時にありがちです。
売買ルールからすると本来買うべきところでないのにエントリーを繰り返してしまう、それで勝てるならば問題はないのですが一度や二度勝てることがあっても、最終的に待っているのは損失やマーケットからの退場となります。
この病は株初心者のうちに治しておかないといけません。
大事なのでもう一度言います、ポジポジ病は株初心者のうちに治すべし!!
ポジポジ病の原因とは?
そもそもポジポジ病の原因となるのは、気持ちが前のめりになってしまうことが一番の原因です。
要するに稼いでやるぞという想いが強すぎるあまり買ってしまうのです。
また、一度損失を出すとその損を取り返そうとしてしまってポジポジ病を発症させるケースも非常に多いです。
さらには単純にトレード中毒となっているケースも考えられます。
これはギャンブル依存症と同じような症状であり、トレードをしている、その緊張感が病みつきになってしまい、その状態を望んでしまうということです。
いずれにしてもこのポジポジ病を患っている限りは相場で勝つことはなかなか難しいと言わざるを得ません。
自分がポジポジ病かもしれないという認識がある人は早めに対策を講じることをおすすめします。
ポジポジ病に対する対処法とは?
まずは、原理原則をしっかりと学んでおく必要があります。
株取引のトレードは数多くこなせば儲かるわけではありません。
優秀なトレーダーは自分が勝てる可能性が高いと感じたタイミングでのみ、自分の資産をリスクにさらして利益をあげるものです。
優秀なトレーダーにとって勝てる可能性が高いタイミングというのは既に売買ルールを作る際に立証済みであり、そのタイミングが来た時だけ機械的にトレードを実行するべきというのが勝つための基本的な考え方です。
取引をしようとする際はこの原則を思い返してからエントリーするようにしましょう。
分かっているが、いざ取引をするときは忘れている、そんな人もいるでしょう。
そうした人は、エントリー前チェックリストを作成しておきましょう
エントリーする前にはチェックリストを見てから注文を流すようにするのです。
例えば
☑遅れたらエントリーするな、遅れていないか?
☑基本はノートレード、自信があるときだけ入る
☑勝ち組トレーダーは可能性が高い時だけルール通りのエントリー
☑無駄なエントリー厳禁
このようなチェックシートを用意しておくだけでも少しは効果はあるはずです。
それでもポジションをとってしまう・・・。
一番良い対処法は自分が注文できない状況を作り上げてしまうことです。
例えば、証券会社の口座にお金を置かない、とかPCの電源を入れないという物理的アプローチをとるのが最も有効な対処法となります。
これなら、ポジションを取ろうにも取れないわけですから。
スイングトレードでは、デイトレードに比べると注文前に少し時間的余裕があるはずで、「今こそ自分がエントリーする売買タイミングだ!」その時に入金しても十分間に合うはずです。
休むも相場です。
どうしてもポジポジ病が治らない、あまりに株取引をしたいという感情が抑えられない人はギャンブル依存症と同じ状態になってしまっている可能性があります。
つまり、トレードをしている緊張感を求めてしまう状態です。
ここまでいくと、一度相場から離れてみたほうが良いでしょう。
ポジポジ病でマーケットから退場を迫られるよりは休んで儲けるチャンスを失ったほうがまだましです。
最近ポジポジ病が発症することが多い・・・なら休みましょう。
というのも、ポジポジ病が行き着く先は退場か大損と相場が決まっているのです。
いかがでしょうか。
株式投資で利益を上げようとした場合、特に株初心者は稼ぎたいという想いがどうしても強くなりすぎてしまうものです。
このポジポジ病は株初心者のうちに特に多いし、さらに言うと、初心者のうちに克服しないといけません。
投資家生命に関わる病気であることを認知して、対策を講じるなり、とにかく早いうちに解決しておくことを強くおすすめします。