
逆張り売買ルールのイメージを掴もう【株中級者】
「株の基本的な仕組みは分かった。」
「チャートの大体の見方も分かった。」
株初心者を少し抜け出すと次は売買ルールを作成していく段階になります。
売買ルールの大体のイメージを持っていないことにはなかなか効率的に作業が進まないものなので、今回は、売買ルールの例を挙げてどういった売買ルールを作っていけばよいのかという大体のイメージを掴んでいきましょう。
また、人によっては今回の売買ルール例を自分流に改善しながら売買ルールを作成していくというのも一手でしょう。
売買ルール例
相場状況:膠着状態
銘柄選定:日経平均に採用されていない銘柄(新興市場含む)、直近ニュース等大きなニュースなし、次回決算発表予定まで3週間以上、利益剰余金がプラスである(少しでも倒産リスクの回避)、平均売買代金5億円以上(大体で可だがあまりに少ないものは避ける)
買いの売買ルール
①相場状況を把握する手段として日経平均株価で売られすぎの状態を確認(トレンド系は無視、オシレーター系のテクニカル分析で売られていることを確認)
②出来高分析:前日比3倍以上の出来高を記録
③オシレーター分析:
RSIが過去1年の間で最低水準(RSIの下値余地なしと考えられるもの)
25日移動平均線とのかい離が-7パーセント以上
④トレンド分析・なし
⑤ニュースによって売られているわけではないことを確認
銘柄を探す際にはYAHOOファイナンスの出来高増加率ランキングを採用
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概算売買代金(出来高×終値)からふるい落とし(前日概算売買代金4億円以下をふるい落とす)
株価からふるい落とし(200円以下の株価の銘柄をふるい落とす、損切りラインにすぐに引っかかるのを避けるため)
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残った銘柄をテクニカル分析し③の条件に一致するかどうかを選定
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該当銘柄を翌日成り行きで買い付け
売りの売買ルール
損切は買値-2.8パーセントで逆指値成行売り強制決済
買値+4パーセントとなれば逆指値を買値まで引き上げる
利食いは+8パーセント
10営業日どちらにも該当しなければ強制決済
いかがでしょう。
どういった売買ルールを作成していけばよいかのイメージはつかめたでしょうか?
今回は逆張りの売買ルールの例をご紹介させていただきました。
今回の売買ルールの例においては、買いのタイミングはテクニカル指標ではなく出来高で決定している売買ルールとなります。
勿論、今回ご紹介させていただいた売買ルールはあくまでも例として大体のイメージをもっていただくことを目的として紹介していますが、こうした売買ルールを自分流にアレンジしながら売買ルールを作っていくことも一手です。
例えば買いのタイミングを出来高でなく別のテクニカル指標で捉えていくのも有効かもしれません。
大事なことは、あくまでも自分に合った、そして自信が持てる売買ルールを作成して、その売買ルール通りに投資をしていくことです。
※なお、今回ご紹介させていただいた売買ルール通りに投資をしたとしても必ず利益を得られるわけでなければ、当売買ルール通りに投資をした結果に生じたいかなる損失に対しても、当サイトは責任を一切負いません。