
【株式あるある落とし穴】株初心者が注意するべき6条件
株式投資は夢がある世界であることは言わずもがなです。
株式投資で大富豪になった人を挙げれば枚挙にいとまがないでしょう。
それもそのはず、株式で大富豪になった投資家こそメディアでも注目されますし、そうした本や雑誌がよく売れるためです。
でも、うまくいっている投資家がいる一方でその何倍もうまくいかなかった人がいることを忘れてはいけません。
今回は「【株式あるある落とし穴】株初心者が注意すべき6条件」というテーマでありがちな落とし穴について学習していきましょう。
①雑誌のランキングの情報などを頼りにして買う
雑誌では時折、割安株ランキングや利回りランキングなどの特集が組まれます。
これらの情報に間違いがあるとは言いませんが、必ずしも株式で儲けるための情報とは言えません。
割安な株価とされている銘柄にはそれ相応の理由があるのではないでしょうか?
その配当はいつまでも続くのでしょうか?
続かなかった際にはどれぐらい売られることになるのでしょうか?
配当以上に損をしては元も子もありません。
②祭りに乗っかって被弾
市場では時折、祭りと呼ばれる騒ぎが起こります。
それまで注目されていなかった業界や銘柄が突如、何かをきっかけにして急に連日ストップ高となることを祭りと呼ぶのですが、祭りの際には関連銘柄も出来高を急激に増やして派手な値動きをするものです。
ただ、こうしたテーマ株、素人が手を出すとなかなかうまくいかないケースが多いのです。
祭りの中心の銘柄は赤字であったり、かなり割高となった水準で売買されることが多く、プロはテーマ株が盛り上がりを見せる前に買い付けて、祭りの最中に見事に売り抜けているものです。
③ルールがない、あるいはあっても守れていない。
株勉強.comが最も大事にしており、また、もっとも必要性を訴えていることですが、売買ルールなしの取引はギャンブルと同様になってしまいます。
株式で大富豪になった人の本を読んでも分かるように、彼らは決してギャンブルで大富豪になったわけではありません。
あくまでも、それぞれ独自の売買ルールを作り、それを極めることによって大富豪になっているわけです。
ギャンブルトレードは自ら落とし穴にダイブしていることと同じと心得ましょう。
④不祥事や悪材料で被弾
企業の不祥事や悪材料は、年に何度か起きます。
当然予測できないケースもあることは否めませんが、もし保有している株に突然の悪材料や不祥事が発生したらどうすればよいかは考えているでしょうか。
迷わず売ることが正解となるケースが多いはずですが、保有している銘柄に悪材料が発表された時にどうするかはあらかじめ決めておくことが大切です。
⑤銘柄にほれ込み心中してしまう
銘柄を調べているうちに、その銘柄にほれ込んでしまい、下がってはナンピンを繰り返して結局全力で買ってしまうケースも、特に株式投資初心者のうちは非常に多いものです。
長期で保有して応援したいと思う企業であればよいのですが、株式保有が目的なのか、それとも株で利益を上げることが目的なのかを問う必要があります。
「この銘柄がこの値段なら安い」と買い付けるのはよいですが、本当に安いのでしょうか?
また、何をもって安いと言えるのでしょうか?
未来から見たら、現在の株価が高い水準かもしれませんので注意しましょう。
⑥ホームランを狙いに行って選手生命を絶つ
株式市場においてホームランは狙って打てるものではありません。
株式市場ではヒット狙いの延長がホームランと考えるべきなのです。
特にスイングトレードでホームランを狙いに行くとどうしても先に上げたテーマ株などに手を出してしまいがちになります。
スイングトレードの理想は、ヒットと三振を積み重ねて行くものです。
コツコツ積み重ねた結果、最終的に利益が上がる売買ルールを作りましょう。
株式市場でホームランを狙いに行って失敗すると三振レベルの損失では済まないケースがあるのです。
選手生命を大事にしましょう。
以上が、株式投資で陥りがちの落とし穴です。
よくありがちな落とし穴には陥らないよう注意して取引していきましょう。