
大損日記のススメ【実例紹介】
株勉強.comの動画でも説明されていることとして、トレードノートの活用があります。
売買記録やその時の相場状況、買った理由や売った理由をしっかりと書いておくことで見違えるほどトレードの成績が向上したというトレーダーの話は本当に多いのです。
そして、同様に大損した時には大損日記をぜひ書いておいておくことをおすすめします。
これも動画学習で説明されていることですが、ここでも強調させていただきます。
大損とは怖いもので、株式投資で稼ぐことをあきらめる時というのはほぼ例外なく大損した時です。
うまくいっている時に辞めるのは難しいですが、資金がなくなれば強制退場せざるを得なくなります。
辞めたくなくても辞めざるを得ない状況を引き起こすのが、この大損なのです。
あらかじめ言っておくと、スイングトレードで利益を上げようとする個人投資家は、必ずと言っていいほど一度や二度はこの大損を経験することになってしまうはずです。
だからこそ、株式投資は余裕資金でやる必要があるのですが・・・。
そして、大切なことはこの大損を大損で終わらせないことです。
一度や二度経験して・・・それで終わりにしなければいけません。
次への糧としなければまた繰り返してしまうものなのです。
ただ、必ずと言っていいほど経験する大損ですが、一度目の大損だけで相場退場となるケースも、また多くはありません。
というのも最初からそんなに全力で投資する人は少ないためです。
もし、初めて経験する大損で相場退場となったなら、逆に最初のうちからそれだけリスクを取りに行ける勇気が素晴らしいぐらいです。
さて、今回の本題ですが、大損した時はぜひ日記を書いておくべきという話です。
大損した、心がずたぼろ・・・まさにその時に書いておきましょう。
例を一つ紹介します。
日経平均株価が暴落した、とある日の日記です。
2013年某日
もう地獄・・・。ダメ。やはり買ったその日にそっこー下げ始めたときは対応が後手に回りがち。ってまだ売ってないし。なぜ、こうなる。分かってる。逆指値すりゃあいいんだ。なぜしないのか?一回の最大損失以内に収めればいいのに。そしたら明日新しい気持ちでスタートできるのに。買ったばかりとか、何日持ったかとか、そんなん関係ない、一度の損で終わらせればいいのに。一回で何回分の損切り分を消費してしまったのか・・・。予定通り損切りしていれば、たった一回損失出したで終わってたはずなのに。ルール守って取引したら後悔はない。もうだめ、とにかく明日するべきこと、それは朝一番に切ること。成行で売る。どんな値動きだろうと朝一で切る。そして、それから次を考える。損切りは善、大損が悪。とにかく明日朝一成り行き全株売り!!!後はそれから!
かなり読みにくい文章ですが、日記だから自分が分かればよいのです。
その時の感情をストレートに書いておきましょう。
そして、このミスを無駄にしないよう、時折読み返しましょう。
もし、大損してしまったら、また、大損でなくても予定よりも損切りが遅れてしまったら、それをないがしろにせずに次に生かすことが稼げるスイングトレーダーになるために必要な条件です。