
人それぞれ、様々な性格があることはいまさら議論する余地はありません。
短気な人もいれば長期な人もいるでしょう。
また、直観に従って行動する人もいれば、入念な下調べをしてから行動に移すタイプの人もいますし、大きな夢を抱く人もいれば、堅実な人生を目指す人もいることでしょう。
敵を知り、己を知れば百戦危うからずとは孫子の言葉だがこれを投資に当てはめて考えてみましょう。
敵を知ることに力を入れる投資家は多いですが、それ以前に自分のことを知っているでしょうか?
あなたはどのタイプ?
■タイプ1
大きな夢、野望をもつ野心家である。
直観を大事にする。
行動力、向上心が人より強く、情熱的であると人から言われる。
面倒なことは、あまり好きではない。
→このタイプに当てはまる個人投資家の方は、株価が10倍になるテンバガー株を狙う投資スタイルはいかがでしょうか?
失敗を沢山しても、一発逆転の急成長株を一発引き当ててやるという投資スタイルがお気に入りではないでしょうか?
最後に頼るのが自分の直感という危うさをはらんでいながらも、資金やメンタルを適切にコントロールすることができれば勝ち組投資家となれるかもしれません。
著名投資家を例に挙げるとジム・ロジャースが近い印象を受けます。
このタイプならジムロジャースの著作を読んで学んでみてはどうでしょうか?
■タイプ2
石橋を叩いて渡るタイプである。
リターンよりリスクのほうが気になる。
気が長いほうである。
勉強家である。
→このタイプの投資家は、優待や配当を得ることに喜びを見いだせるかもしれません。
銘柄をしっかりと勉強、分析して割安なタイミングを待って投資をしていく長期投資が向いていると考えられます。
失敗する前に入念に下調べをして、失敗をできる限り少なくして投資をしていくことを好むあなたは、何度か失敗するともう株式投資はやめておこうという判断をしてしまいがちです。
失敗を次に生かして投資をしていくことこそが成功のカギとなるはずです。
著名投資家を例に挙げるとウォーレンバフェットでしょうか。
バフェットの伝記等が多数本になっているので読んでみてはいかがでしょう?
■タイプ3
お金持ちになるために努力は厭わない。
リターンを得るためには多少のリスクは許容する。
気が短いほうである。
人生は楽しんだもん勝ちという考えである。
→このタイプの投資家の方にはスイングトレードがおすすめです。
失敗をしても、最終的に勝利をつかむことができるまで努力をしていくことができる忍耐強さも成否のカギとなります。
一方で、冷静さを失ってしまうと失敗を繰り返し続けて資金が持たなくなってしまう危険性をはらんでいるので、「休むも相場」と心得て無理をしないように注意しましょう。
勉強や分析を怠らなければ、資産を大きく増やすことができるタイプかと考えられ、著名な投資家を例に挙げると、ウィリアム・オニールやジョージ・ソロスといったところでしょうか。
ウィリアム・オニールやジョージ・ソロス関連の本は数多く出版されているので是非、学んでみてはどうでしょうか?
あなたはどのタイプの投資家でしょうか?
どのタイプにも当てはまらないと考えた方もいるかもしれないし、そもそも株式投資が自分には向いていないと感じた方もいることでしょう。
そんな方は投資信託や債券投資、あるいは不動産投資が向いているかもしれません。
大事なことは、自分に合った投資スタイルを確立して努力していくことです。
あまりにも自分の性格にそぐわない投資スタイルでは自滅してしまいますが、一方で、自分に合った投資スタイルで無理せず努力を続ければきっと目標は達成できるはずです。
敵を知り、己を知れば百戦危うからずと考えましょう。