
株式市場には企業の株以外にも売買されているものがあります。
例えば、ETFと呼ばれるものがあります。
ETFとは「Exchange Trade Funds」の略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
その名の通り、上場していて、市場で株と同じように売買できる投資信託なのです。
ここでは、ETF投資のメリットを紹介しておきます。
・リスクヘッジできている
個別銘柄は業績に関する報道やニュースで株価暴落に巻き込まれるケースがありますが、それ自体にたくさんの銘柄が含まれているETFを利用すればある程度リスクヘッジが可能になります。(分散効果)
・指値注文ができる
店頭で販売される投資信託とは違い、ETFは株式の注文方法と同様に指値注文ができます。
・信託報酬が安く、配当を出すETFも数多い。
これも、店頭で販売される投資信託との比較になりますが、信託報酬は安いケースが多いです。
販売手数料も株式の売買手数料と同等なので安く抑えられますし、年4回以上配当を出すETFもあります。
・日経平均やTOPIXと連動するものも
日経平均株価と連動するタイプのETFであれば、日経平均株価が上がっているのに自分の株が上がらないといったジレンマから解放されます。
・レバレッジ効果
ETF(上場投資信託)は分散投資されているから値動きに不満があるという方もいますが、レバレッジ型のETFもあります。
例えば2倍型のETFであれば、単純に2倍の値動きを期待できるということです。
※例えばTOPIXが1パーセント動いた時に2パーセント動くといった性質を持つETF。(これは下落にも言えることなので初心者は注意が必要)
・豊富な投資対象。
海外株式に投資するETFや不動産に投資するETFに国内株式と同様の感覚で投資することができます。
以上のように、簡単に挙げただけでもETFにはメリットが多数ありますし、短期投資での銘柄選びの際にもETFは一考の価値があるでしょう。
勿論、投資ですからリスクはあり、株式投資と同様に元本保証ではないことや価格下落や流動性のリスクがあります。
また、ETF独自のリスクとしては運用会社の倒産リスクや繰り上げ償還のリスクがあります。
繰り上げ償還となると、運用が終了した時点での基準価格で返金されることになってしまう可能性もありますので、ETFに投資をする際には、その投資対象についてしっかりと下調べをしてから取引するようにしましょう。