
一定期間での負けを限定させる
損失をコントロールすることが株の短期投資で勝つためには欠かせないスキルと言えます。
そんな損失をコントロールするためのテクニックの一つが、一定の期間における最大損失金額のルールを設けるという方法です。
これは、一定期間(例えば1か月)の最大損失金額をあらかじめ決めておいて、もし損失の合計金額がそれに達したらその期間が終わるまで、それ以降の取引はしないという単純なテクニックです。
仮に月の最初であっても、その月の最大損失金額に達してしまったなら、もうその月はそれ以降の取引はやめておいた方が良いかもしれません。
そもそも、1か月に出す最大の損失は1か月で取り返せる程度の金額に抑えておくべき必要があります。
それを超えると、取り返すだけにも大変になりますし、いつの間にか取引することが目的になってしまっている、なんていう失敗例に陥る危険性すらあります。
1か月の最大損失は1か月で取り返せる金額まで、という期間最大損失金額のルールを設けることを強くおすすめします。
一定期間での取引数を限定させる
損失をコントロールするためのテクニックとして期間最大損失金額のルールを紹介しましたが、もう一つ同様のルールを紹介します。
それが、期間最大取引数を限定するというテクニックです。
こちらも非常に単純なテクニックで、ある一定の期間における最大取引回数を限定するだけですが、目的が大きく三つあります。
・取引できる回数に制限があるので、毎回の取引を慎重に行う
・勝っていると少し負けても大丈夫と取引が多くなるので、これを防ぐ
・負けていると取り返そうという考えで取引が多くなるので、これを防ぐ
の三つです。
株の短期投資は数多く取引するのが当然と考えて、無駄に取引回数を重ねてしまう人が多いものです。
でも、株を保有している状態が普通になってしまってはまず稼げるようにはなりません。
現金で置いてある状態を普通の状態と考えるようにしましょう。
チャンスが来た時だけ、取引すべきタイミングが来た時だけ大事なお金を出動させるという考え方を定着させるためにも期間限定取引数のルールを設けるテクニックがおすすめです。