
テクニカル指標のデメリット
さて、本サイトでは最低限知っておくべきテクニカル指標として移動平均線、一目均衡表、MACD、RSIを考えております。
いずれも株の短期投資においては使い勝手が良く、また、多くの人が利用しているものなのでその使い方については一通り学んでおきましょう。
ただ、テクニカル指標にも当然デメリットがあります。
ここではテクニカル指標のデメリットについて理解しておきましょう。
≪テクニカル指標のデメリット≫
・唐突なニュースや決算発表に弱い
テクニカル分析で売買タイミングを捉えて投資をしていく上でもやはり、突然のニュースや決算発表、業績見通しの発表でテクニカル分析が機能しなくなることはありえます。
・一つのテクニカル指標だとダマシに合うことも多い
様々なテクニカル指標がありますが、一つのテクニカル指標だけで投資しようとするとダマシに合うことが多くあります。
買いのシグナルだと考えて買い付けた株がそこを天井に下げトレンドに転じることもありえます。
実際に投資をしていく場合にはいくつかのテクニカル指標を合わせて売買タイミングを捉えたり、銘柄や相場に合わせて活用していくことが大事となります。
・出来高が少ない銘柄にはほとんど機能しない
テクニカル分析を行って投資をしていく際には前提としてしっかりと売買されている銘柄であることが重要です。
というのも、あまりにも出来高が少ない銘柄においては特定の投資家の影響を受けやすく、買いたい時に買い、売りたい時に売ることが難しかったりします。
・ワンテンポ遅れるテクニカル指標も非常に多い
テクニカル分析は過去の値動き、出来高を元に現状を把握していくものです。
過去の値動きを参考にしているため、ワンテンポ遅れるテクニカル指標も多いです。
出来高は株価に先行するというように出来高系のテクニカル指標は先行指標として使えると考えられている一方で、ダマシもありますし、その際は損切りせざるをえません。
100%ミスなく使えて万能というテクニカル指標はないと考えましょう。
以上のように、テクニカル指標にはデメリットが存在します。
でも、それでもテクニカル指標は勝つ可能性を上げられるものとしての確固たる評価を受けております。
テクニカル指標のデメリットを理解して、取引の際には損切りなどの対応を怠らないように取り組んでいくようにしましょう。