1-439x381.png)
ローソク足って何?成り立ちと使い方を勉強しよう
さて、株の短期投資(スイングトレード)ではチャートが重要ですが、チャートはローソク足チャートと呼ばれるものを使うことがおすすめです。
この項目ではローソク足チャートの基礎について勉強しておきましょう。
ローソク足チャートは「始値」「高値」「安値」「終値」の四つの値段を一本のローソクのようなもので表したチャートです。
日足のチャートであれば、ある一日の「始値」「高値」「安値」「終値」が一本で表されますし、週足チャートであればその一週間の「始値」「高値」「安値」「終値」が一本で表れています。
ローソク足の成り立ち
例えば、ある株価の一日の値動きが
・始値500円
・安値495円
・高値525円
・終値520円
だった場合は次のようなローソク足になります。
左の線が値動きで右の白抜きのローソクのようなものをローソク足といいます。
ローソク一本一本の色にも理由があります。
例えばあるチャートツールでは始値<終値のケース、つまり、値上がりしたケースは白抜きで表示され(陽線と言います)、始値>終値、つまり値下がりしたケースには黒塗りで表示(陰線と言います)されているように、お使いの証券会社のチャートツールによってどの色を使っているかは異なりますが、色によって陽線か陰線かが分かるようになっているのです。
株の短期投資において、チャートといえばローソク足チャートを指すことが多いです。
それぐらいよく使われている、つまり使い勝手が良いのがローソク足チャートなので、株の短期投資に取り組むなら是非ローソク足チャートに慣れていくようにしましょう。
≪ローソク足チャートから状況を把握≫
ちなみにこのローソク足チャートですが、特徴的な形がいくつかあるので、ここでは簡単に4つほど紹介しておきます。
ローソク足チャートだけで投資判断を下して取引することはおすすめできませんが、以下の形は基本的な形なので、覚えておくとよいでしょう。
・大陽線
大陽線は始値=安値で終値=高値の陽線です。
このローソク足の形は買いの力が強いことを示しております。
・大陰線
大陰線は大陽線のまったくの逆の形です。
始値=高値で終値=安値となっており、売りの力が強いことを示しております。
・カラカサ
ローソクの本体の部分が短く、下に長い線(ヒゲといいます。)がある形です。
陽線、陰線どちらのケースもあるのですが、この形が安値圏で出現したときには反発の可能性を示唆します。
・トンカチ
ローソクの本体の部分が短く、長い上ヒゲが伸びている形がトンカチです。
陽線のこともあれば陰線こともあるのですが、高値圏でこの形が出たときには相場がその後に下落する可能性を示唆しております。
ローソク足は、以上で紹介した以外にも様々な形がありますので、興味がある人は調べてみるのもよいですが、ただ、先に述べたようにローソク足だけで投資判断をするのはなかなか難しいです。
売買ルールを作る際にはテクニカル指標を基本として、ローソク足の形はあくまでも補足的に使っていくとよいでしょう。