
2016年5月20日の日経平均株価テクニカル分析
海外市場の下落を受けて安く始まった本日の日経平均ですが、為替の安定もあり、徐々に買われる展開。
終値は16736.35円となり、17000円をうかがう展開となりました。
来週は17000円を上抜けられるのか、現状のテクニカル指標を確認しておきましょう。
■本日(5月20日)の日経平均株価:16736.35円(+89.69)
朝方は海外の株安を受けて安く始まった日経平均ですが、徐々に買われていきました。
ただ、積極的に買われる展開とは言えず、16750円以上では売りが待っている、そんな状況に見えました。
一目均衡表は?
一目均衡表を見る限りは上昇トレンドに見えますね。
先行スパン(雲)は現在の株価の下にありますし、遅行スパンも上向きです。
基準線と転換線の関係も上に向かいたがっているように見えます。
MACDは?
さて、MACDは方向感が乏しく見えます。
上に行きたいようにも見えますが、0ライン近辺でのもみ合いが続いています。
RSIは?
RSIは37と、40を割り込んでいます。
少し売られている感じを示す位置ですが、上にもしたにも余地ありです。
東証一部売買代金
今週の東証一部の売買代金を見てみましょう。
16日(月)約1兆9332億円
17日(火)約1兆8989億円
18日(水)約2兆3367億円
19日(木)約1兆9228億円
20日(金)約1兆8832億円
2兆円を割れるぐらいの低商いが続いております。
これでは上昇するにはパワー不足感が否めません。
まとめ
引き続き、方向感の乏しい膠着状態が続いていると考えられます。
調子がよかったマザーズ指数も崩れたり、と個別銘柄にもやりづらさが伴う相場状況と言えますね。
しばらくは
下値16300~16400円近辺
上値16800~16900円近辺
が意識されるのではないでしょうか?
膠着状態が長ければ長いほど、薄商いが続けば続くほど、その後のトレンドがダイナミックになりがちなものです。
ピンチとチャンスに備えておきましょう。