
2016年1月29日の日経平均株価テクニカル分析
さて、先週(1/25~1/29)の日経平均株価は上下に大きく揺れる展開となりました。
年初から初めて(!)の二日連続上昇となったかと思えば、なかなか17200円前後を
上に抜けてくれない、我慢の展開となりました。
そして、金曜日にサプライズのマイナス金利発表。
発表直後にも内容を見極めようとの乱高下となりましたが、結局は17518.30円の476.85円高となりました。
現状の日経平均株価をテクニカル面から分析して、また、来週はどうなるのかを少し考えてみましょう。
一目均衡表は?
一目均衡表から見る日経平均株価は
基準線・転換線の関係→下降トレンド
遅行スパン・26日前株価の関係→下降トレンド
先行スパン・現在株価→下降トレンド
となっております。
反発傾向ではありますが、上値では売りたい人も待っていそうです。
MACDは?
MACDは上昇トレンド転換となりました。
騙しが少ないとされるテクニカル指標のMACDです。
低い位置からのゴールデンクロスなので期待したいところです。
RSIは?
RSIは48.3となりました。
え?もうそんな数値まで戻ってるの?
という印象ですね。
上にも下にも動きやすい水準と考えておいたほうが良さそうです。
東証一部売買代金
今週の東証一部の売買代金をおさらいしておきましょう。
月曜日→約2兆4125億円
火曜日→約2兆1125億円
水曜日→約2兆4514億円
木曜日→約2兆3773億円
金曜日→約4兆4318億円
やはり、金曜日の出来高は突出しております。
そりゃ、あの値動きですからね。
まとめ
現状の日経平均株価を見ると、下げ止まりを感じることができます。
ただ、
・金曜日に大きなニュースが出て非常に大きく上下動していること
・ニュースを織り込みきれていないと想定されること
などには注意が必要です。
スイングトレードに取り組みにしては、少々値動きが大きすぎる可能性があります。
とはいえ、どこまで下げるのだろうと不安一辺倒だった日経平均株価ですが、少し不安が和らいだ一週間だったように感じます。
今週は海外市場が堅調な値動きも見せていることなどから比較的堅調なスタートとなりそうです。
指標としては、1日の中国製造業PMIや週末の雇用統計などに注意するようにしましょう。