
本日(2015年9月11日)の日経平均株価テクニカル分析
金曜日恒例の日経平均株価のテクニカル分析です。
今日の日経平均株価は、前日比-35.40円の18264.22円となりました。金曜日の今日は大きな値動きにはなりませんでしたが、水曜日には1000円以上の記録的上昇があったり、翌木曜日には500円近くの下落となったりと乱高下を繰り返しました。
また、本日はSQの算出日でした。上値、下値の目処になることもある、注目のSQ値は18119.49となったようです。下値の目処になってくれるでしょうか・・・?
中国の政策などのニュースに敏感になっている相場状況ですが、テクニカル面から日経平均株価の現状を把握しておきましょう。
日経平均株価の今週の値動き
まずは、今週の値動きをおさらいしておきましょう。
今週の日経平均株価
月曜日17860.47(+68.31)
火曜日17427.08(-433.39)
水曜日18770.51(+1343.43)
木曜日18299.62(-470.89)
金曜日18264.22(-35.40)
火曜日に400円超の下落があったと思ったら翌水曜日に1300円以上の暴騰、そしてさらに翌木曜日に500円近くの下落・・・。上手くトレードできたなら、とんでもない利益が得られそうですが、一方で、とんでもない損失となりかねない相場状況ですね。
本日(9月11日)の日経平均株価:18264.22(-35.40円)
今日の日経平均株価は
高値が18362.99円
安値が18124.35円でした。
最近の中では、という前提ではありますが、動きは小さかったですね。でも、上下で240円も動いているのに、動きが小さいと感じる相場。それほどまでに市場の乱高下が激しいと言えます。
一目均衡表は?
トレンドを見るテクニカル指標である一目均衡表ですが、
基準線と転換線の関係
遅行スパンと26日前株価の関係
現在株価と先行スパン(雲)の関係
は3つとも下降トレンドを示しております。水曜日に大きく上昇しましたが、上値が軽いとは言えません。テクニカル面から見ると、まだ上値は重たい状況と考えておきましょう。
RSIは?
本日のRSIの数値は・・・47.7です。
今週の初めの方は20台で売られすぎの水準で推移していたRSIですが、水曜の上昇などもあり、数値は中立まで落ち着きました。RSIを見ると下にも上にも動きやすい状況と言えます。
東証一部売買代金
今週の東証一部の売買代金をおさらいしておきましょう。
月曜→約2兆3548億円
火曜→約2兆2742億円
水曜→約3兆1484億円
木曜→約2兆5993億円
金曜→約3兆4717億円
今週も値動きの割に売買代金は盛り上がっていない感じがします。本日は、SQ算出日ということもあり、売買代金は膨らんでいるようですが、短期的な買いは見られても、持続性、パワーは、いまひとつといった感じがします。
まとめ
現状を簡単に整理しておくと
●引き続き、上値の重そうな下降トレンド
●ニュースに反応しやすくボラティリティが高い相場状況
といったところでしょうか。
来週は
〇SQ値の18000円前半、18000円という心理的節目を死守してもらいたいところです。
〇また、海外情勢の好転、中国政府の新施策などで買い安心感が欲しいところです。
いずれにしても、スイングトレーダーにはなかなか難しい相場状況が続きます。急騰している日経平均株価を見ると、つい追っかけ買いをしたくなるところですが、ぐっと我慢して、売買ルール通りの取引を心がけましょう。