
株式投資の勉強とは?【何をどう学べばよいか?】
※このコラムは過去のコラムを再構成して配信しております。
ある居酒屋での会話・・・
A:「給料が上がらないな、ボーナスも全然増えないし」
B:「そんなもんだよ、俺は2000円給料上がったけど2000円じゃなぁ・・・」
A:「多少上がるぐらいじゃなぁ。年金も当てにならないし・・・。宝くじでも買おうかな・・・」
B:「俺は将来のために今、株の勉強をしているよ」
A:「へぇ~すごいなぁ。株の勉強ってなにやるの?」
B:「・・・そりゃぁ、新聞読んだり、株の掲示板見たり・・・」
A:「それが株の勉強・・・?」
いかがでしょう?
株の勉強中という人はよく見かけますが、そもそも株の勉強とは一体何でしょう??
それを知らずに株の勉強をしているといっても、それは株の勉強ではないかもしれません。
今回のコラムでは株の勉強とは何なのか、ということを学んでいただきたいと思います。
株初心者から株で儲けられるようになる道とは・・・。
まず、まったくの株初心者の場合には株とは何かについて学んでいく必要があります。
最初は株入門の本を一冊読むことで事足りますので、まずは株の基本、基礎について学んでから次の段階へと進むとよいでしょう。
株の基本、基礎を学んだら次は投資スタイルを決めましょう。
株式投資といっても、たとえば一日のうちに買いから売りまでを完結させてしまうデイトレードから、数か月から時には数十年かける長期投資まで株式投資の方法はいくつもあります。
そして、それぞれの投資スタイルによって勉強の仕方が異なってくるのです。
自分がどういった方法で利益上げていきたいかについては最初に決めておくようにしましょう。
ここでは投資スタイルについて大きく3パターンを紹介しておきます。
1、デイトレード
一日のうちに売り買いを決済させて翌日に銘柄を持ち越さない投資スタイル。
デイトレードで利益を上げるためには、ある程度相場に張り付きながら値動きをを見て意思決定をしていく必要がある。
そのため、自分の仕事、本業を考えて、時間的にそれが可能であるかを考えておく必要がある。
なお、株初心者がいきなりデイトレードからスタートするというのは、あまりおすすめはできない。
2、スイングトレード
スイングトレードは数日から数週間程度を目安に株の変動に乗じて儲けようとする投資手法。
実際の投資にかかる拘束時間が少なく、空いた時間で投資できるのでサラリーマンや自営業の方の多くがこのスイングトレードでの投資で利益を上げることを狙っている。
株初心者の方にも、おすすめの投資手法。
3、長期投資
スイングトレードよりさらに長い期間、数か月から時に数年、数十年かけて利益を上げることを目指す投資手法。
投資対象とする銘柄の売上や利益、保有資産などの財務分析を行い、割安、割高を考えて投資をしていく手法。
企業に投資し、企業を保有するというイメージを持ったうえで投資をしていく。
これらは大きく分けた3つですが、大体自分がどの投資スタイルで利益を上げていきたいかは最初に決めておいた方がよいでしょう。
さらに、付け加えておくと、無理のない投資手法を選ぶことも大事です。
いくら挑戦したいと思っても、サラリーマンがデイトレードというのはなかなか難しいかもしれません。
大体の方法を決めたらいよいよ勉強方法を簡単に解説していきます。
なお、今回は「デイトレーダーを目指す方の株勉強方法」と「スイングトレーダーを目指す方の株勉強方法」に限って紹介していきます。
1デイトレーダーを目指す方の株勉強方法
デイトレードで一番大事な勉強は感覚を養って、研ぎ澄ますということになります。
ただ、最初からそれはできませんので以下の手順を経ながら、力をつけていくと良いでしょう。
①まずはチャートや板情報を見てどういったときに株価が上がるか、下がるかの感覚を勉強する。
②色々なテクニカル指標を勉強しながら①で勉強している感覚に則した売買ルールを作成する。
③バーチャルトレードなどを行いながら売買ルール通りの取引を一瞬で見つけ判断できる訓練をする、同時に売買ルールのブラッシュアップをしていく
④経験の蓄積こそが勉強と心得て、経験をノートなどに残して次同じような状況の時に正しい判断を下せるよう勉強していく。
⑤あとはひたすら感覚を養って、売買ルールを基本としながらも一瞬一瞬の判断力を鍛える。
⑥自信が持てたらいよいよ資金を使っての投資の段階。「勉強」から「稼ぐ」の段階へ。
以上が株式投資の中でデイトレードで利益を上げようとした場合の勉強法の一例です。
一言でいえば
「基本としての売買ルールを作りこみながら、一瞬一瞬でタイミングを捉える判断力を養う」
ことがデイトレーダーを目指すための勉強方法となります。
一瞬のタイミング感覚を養うことが最も大事な勉強ですが、もう一つ忘れてはいけないのが資金管理です。
というのも、デイトレーダーを目指す人は稼げるようになる前に資金が底をついて退場となるケースがあまりにも多すぎるためです。
まずはバーチャルトレードで感覚を磨きながら、そして、日々トレードを見直していくことが勉強となりますので、しっかりと勉強して実力をつけてから相場に挑んでいくとよいでしょう。
2スイングトレーダーを目指す方の株勉強方法
スイングトレードにおいては、勉強こそが良い結果をもたらすための必要条件といえるでしょう。
以下に簡単な勉強の手順を紹介します。
①チャートを用いたテクニカル分析が基本、まずはどういったテクニカル指標があるかを勉強しよう。
②チャートを見て、勉強したテクニカル指標の動きとの関連性を考える。
③売買ルールを作成していく。
④売買ルールをブラッシュアップさせていく。
⑤少額から投資をしてみる
⑥売買ルールが完成し、自信が持てたらいよいよ株式投資のスタート。「勉強」から「稼ぐ」の段階へ
スイングトレードを勉強するというのは簡単に言ってしまえば「各テクニカル指標やチャートの勉強をして、時折、軌道修正を図りながら売買ルールを作成すること」と言えます。
勿論、実際の投資の段階になればメンタルコントロール、資金コントロールといったスキルも必要となりますので、それらについても投資前にあらかじめ学習をしておくようにしましょう。
なお、株勉強.comはスイングトレードで利益を上げることを目指す株式個人投資家向けに作成されていますので、
・各テクニカル指標の解説
・売買ルールの作成方法
・メンタル・資金コントロール
に特に重点を置いております。
スイングトレーダーを目指す場合は、スイングトレードの勉強に重点を置いた、株勉強.comの講座を是非おすすめしたいと思います。
いかがでしょうか?
株式投資の勉強をしていると思っていた方、本当に勉強できているでしょうか?
勉強のための勉強になっていませんか?
株の勉強はどうしても大仕事になってしまいやすく、「勉強」のための「勉強」になりやすいものなのです。
株式投資の勉強とは、稼げるようになる、儲かるようになる勉強でありたいものです。
稼げるようになる、儲かるようになる勉強を心がけて努力していければ、きっと楽しく充実した投資生活が待っていることと思います。
これを読んでいただいている個人投資家の投資生活がより良いものになることを応援しております。